研究課題
基盤研究(A)
本申請は非常時における防災音声通信システムに関して、通信の安定接続を目的に、IP網における音声情報の圧縮技術の開発のほか、通話音声の品質向上に関して通話品質・通話時間と伝達された内容の認識度合いの関係を心理実験により定量化し、非常時の合計内容伝達度を最大化する通信リソース割当制御の手法を開発する。
非常時に多くのユーザーが情報伝達を行なう音声通信システムの改良を目指し、音声劣化が発生する中でユーザーが安心感を得て効果的に情報伝達を行える条件を心理学的評価も取り入れて実施する点は、利用者視点を取り入れた独創的な研究である。通信と防災にまたがる独自性の高い研究と評価できる。