研究課題/領域番号 |
22H00264
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
安田 秀幸 京都大学, 工学研究科, 教授 (60239762)
|
研究分担者 |
勝部 涼司 京都大学, 工学研究科, 助教 (10839947)
鳴海 大翔 京都大学, 工学研究科, 助教 (20827448)
高木 知弘 京都工芸繊維大学, 機械工学系, 教授 (50294260)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
|
研究の概要 |
金属系の凝固過程について、放射光を用いた時間分解トモグラフィーとX線回折測定を組み合わせた手法にフェーズフィールドモデルを用いた画像処理・再構成を加えた独創的な時間分解・その場観察手法を再現し、凝固組織過程をありのままに記録したデータ(非構造化データ)を獲得する研究である。さらに、格子欠陥の観点も取り入れて鉄鋼材料などの凝固・相変態における過渡的かつ非平衡の組織形成ダイナミクスを解明する。
|
学術的意義、期待される成果 |
応募者が開発した時間分解トモグラフィー/XRDと研究分担者のフェーズフィールドモデルを有機的に結びつけて、凝固組織を観察する新しい手法を提案している。過渡的非平衡的な現象の理解を進め、固液相変態のダイナミクスの理解を進展させる研究である。本研究では金属組織の形成過程における組織「選択性」の課題解決を目指しており、提案された観察技術の実現により、組織制御の学理と材料製造分野への大きな寄与が期待される。
|