研究課題/領域番号 |
22H00288
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分29:応用物理物性およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 (2024) 東北大学 (2022-2023) |
研究代表者 |
塚崎 敦 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50400396)
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研究分担者 |
野島 勉 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (80222199)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究の概要 |
本研究は、バルク的厚みの高品質結晶薄膜をイオン液体中で電気化学的なエッチングすることで、単原子層薄膜の実現を目指すものである。エッチング過程の光学・電気的特性のその場計測により、ナノメートルオーダーの精密膜厚調整と系統的膜厚変化に伴う物性評価を可能にし、単原子層での特異性が理論から示唆されるカゴメ金属単原子層の量子物性を世界に先駆けて解明する。
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学術的意義、期待される成果 |
層状物質では無い物質群を母材とした二次元材料の創製に寄与するものであり、イオン液体を用いる精密エッチング手法は独創的であり、その場計測技術を含めた原子層作成技術を達成できれば様々な物質への展開が期待できる。特に、従来は原子層材料ではないカゴメ金属の単原子層の調成ができれば、フラストレーション格子における電子物性の解明などの学術的に価値の高い成果に繋がることが期待される。
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