研究課題/領域番号 |
22H00314
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分32:物理化学、機能物性化学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
関 修平 京都大学, 工学研究科, 教授 (30273709)
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研究分担者 |
田中 隆行 京都大学, 工学研究科, 准教授 (20705446)
筒井 祐介 京都大学, 工学研究科, 助教 (50845592)
須田 理行 京都大学, 工学研究科, 准教授 (80585159)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究の概要 |
19世紀に提出され、経験的に確立されたとされる「キラル結晶の物質密度は常にラセミ結晶に及ばない」というWallach則に対し、円偏光励起パルスを用いた時間分解誘電損失分光技術を確立し、これを用いた迅速な電子輸送特性計測等を実現することによって、物質密度はWallach則に従うが電子密度分布はAnti-Wallach則となる物質群の探索を行う。
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学術的意義、期待される成果 |
光学異性体の混合に対して経験的に知られるWallach則に対する考察をもとに得た「どのような分子対称性であれば低次元電子稠密状態を導けるか」「これをもとにした電子・磁気的異方性を物質に付与できるか」という根源的問いに対し、独自の計測法を駆使して新しい物質群の探索を行うことによって、分子性結晶の対する深い理解とその物性の新しい評価法が生み出されると期待できる。
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