研究課題
基盤研究(A)
金属材料、炭素材料、無機材料などと高分子の接着において、界面が原子・分子レベルでどのように形成されているかを第一原理計算の手法を用いて解明・一般化し、その知見を産業界へ展開することを目的としている。また、ミクロな接着界面構造がマクロな力学特性に及ぼす影響や、接着界面の破壊挙動や劣化機構の分子論的解明も目指す。
量子化学に基づく第一原理計算を用いて、接着界面における高分子の挙動を分子レベルで解明し、それを実用的接着技術に応用展開しようとする学術的かつ社会的に意義のある研究である。巨視的な現象である接着の分子論的機構が明らかにできれば、産業分野に対する大きなインパクトが期待される。