研究課題/領域番号 |
22H00351
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分37:生体分子化学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中谷 和彦 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (70237303)
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研究分担者 |
柴田 知範 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (80711960)
山田 剛史 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (80633263)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究の概要 |
NAやNCD等ミスマッチ塩基結合分子が、CAGやCGG等の3塩基リピートの異常伸長を疾病原因とする遺伝性難病の原因遺伝子が形成するミスマッチ塩基対に結合し、リピートを短縮するという独自の発見に基づいた研究である。これら小分子がミスマッチ塩基対結合時に、フリップアウトしたシチジン提示型2:1結合構造を形成し、ウラシルグリコシダーゼ等の修復酵素に認識されて代謝を受ける一連の分子機構を明らかにする計画となっている。
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学術的意義、期待される成果 |
応募者が創製した小分子がミスマッチ塩基対に結合し、これが塩基リピート型の遺伝病原因であるリピート長を、生体内で縮減する方向に働くという発見は極めて独創的である。この薬剤の作用機作や効果の分子機構明確化により、同様にミスマッチ塩基を原因とする幅広い遺伝病を低分子化合物で治療可能とする新たな基盤知見が得られると考えられ、今後の発展が十分期待できる。
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