研究課題
基盤研究(A)
ニホンウナギは食用の資源としてだけでなく、絶滅危惧種として個体群の保全が求められている。本研究は、現在行われている唯一の大規模な資源回復策である放流の現状に疑問を呈した応募者が、より効果的な放流方法を開発するためのフィールド実験を行い、合わせて漁業法を中心とした現在の制度において実施可能なニホンウナギ放流の条件を検討して資源管理の改善を目指している。
本研究が疑問視する放流の低効率は、ニホンウナギの資源回復において重要な改善点である。この問題の克服のため、国際共同による比較研究とフィールド実験、漁業法から見た資源回復の有効化を考察するなど、学際的な研究で目的も明確である。