核移植クローン技術に基づく免疫応答・疾患発症機構の包括的研究基盤

2022 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 22H00398
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 神沼 修 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (80342921)
• 研究分担者: 田中 芳彦 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (00398083) ; 八村 敏志 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (40238019) ; 廣田 順二 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (60405339) ; 坂口 剛正 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (70196070) ; 堀 正敏 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (70211547) ; 杉浦 一充 藤田医科大学, 医学部, 教授 (70335032) ; 井上 貴美子 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 専任研究員 (70360500) ; 細見 直永 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 研究員 (70363190) ; 三浦 健人 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (70802742) ; 一戸 辰夫 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (80314219) ; 池田 健一郎 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (50624863)
• 研究期間 (年度): 2022-04-01 – 2026-03-31

研究の概要

免疫研究で利用されてきたTCR-Tgマウスに代わる抗原特異的T細胞をドナーとした核移植クローンマウスを作成し、そのモデルとしての確立とともに種々の免疫疾患による疾病の研究に用いることを目指した研究である。１２名からなる研究チームを構成することで、食物アレルギーや気管支喘息など難治性疾患の病態解析を目指す。

学術的意義、期待される成果

抗原特異的T細胞由来核移植クローンマウスを活用することで、これまで困難であった免疫学的解析が可能となり、免疫機構や各種疾患の理解と実験動物学の進歩に寄与することが期待される。また、これにより、食物アレルギーや気管支喘息などの病態解明と治療法の開発が期待される。