研究課題/領域番号 |
22H00415
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松永 幸大 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40323448)
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研究分担者 |
坂本 卓也 神奈川大学, 理学部, 准教授 (40637691)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究の概要 |
植物の未分化細胞塊であるカルスからの再分化に関する研究である。多能性細胞群であるカルスで、シュートを形成するための遺伝子群が再分化誘導前に転写開始前の待機状態になっていること(エピジェネティック・プライミング)を提唱し、これがヒストン脱メチル化酵素LDL3により誘導されることを既に示している。本研究では、この現象の分子基盤の解明を目指す。
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学術的意義、期待される成果 |
動物細胞で研究が先行しているエピジェネティック・プライミングについて、植物カルスを対象とすることで、より一般的な概念へと拡張される可能性がある。また、待機状態確立のための分子プロセス、核内イメージングによるクロマチン三次元構造の解明を進めることで動植物を通じたエピジェネティック・プライミング現象の分子機構の解明と波及効果が期待される。
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