研究課題
基盤研究(A)
本研究は、老化に伴う腸内細菌叢の変化によって老化細胞が誘導されることが、加齢とともにがんの罹患率が上昇する原因であるとの仮説のもと、腸内細菌叢が変化して細胞老化が誘導される分子機構の解明を目指すものである。細胞老化反応レポーターマウスなどの応募者独自のツールや、大阪大学ツインリサーチセンターが収集している一卵性双生児の便サンプルなどを用いて、加齢性発がんを理解する。
応募者は、細胞老化研究において長年の経験と実績を有しており、独自のツールを有するなどこの分野の第一人者の1人である。研究の独自性は高く、応募者は本研究に対して高い研究遂行能力を有すると考えられる。本研究では、マウスで得られた研究結果をヒトの病態理解に発展でき、老化とがん化の関係性の一端が明らかにされることが期待される。