2022 年度審査結果の所見

脳老化・神経変性の連続性・非連続性の分子計算論的解明と予防医療への応用

研究課題

研究課題/領域番号	22H00464
研究種目	基盤研究(A)
配分区分	補助金
応募区分	一般
審査区分	中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関	東京医科歯科大学
研究代表者	岡澤均東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50261996)
研究期間 (年度)	2022-04-01 – 2025-03-31
研究の概要	本研究では神経細胞老化と変性疾患の細胞の分子的共通性を単一細胞レベルで解析することにより、脳老化と神経変性疾患の関連を理解するとともに、加速度的な神経変性進行の分子基盤がDAMP/SASPによる細胞死拡散であるとの仮説のもと、AIを駆使したシミュレーションにより脳老化と脳変性の関連性において将来を予測することに役立つdigital twinを創出し、予防医療に繋げることを目指した研究を実施する。
学術的意義、期待される成果	本研究により、種々の環境条件下における脳老化と脳変性の予測が可能となることが期待される。すでに細胞周期が停止している神経細胞において、脳老化と神経変性の連続的・非連続的相互関係を明らかにすることには大きな科学的意義が存在する。