研究課題
基盤研究(A)
応募者らが発見したFGF-Klotho内分泌系による腎の老化機序の解明、治療法の開発を目指す研究である。骨粗鬆症によって腎臓の老化が進行するのかどうか、マウスモデルと宇宙空間の実験によって証明する。また、RANKL中和抗体で治療して骨量を増やすとFGF23が低下し腎老化が減速するか否かを検証する。
骨粗鬆症の治療は、単に骨折を予防するだけでなく、腎機能の保護にもつながることが証明できる。独創性、創造性が極めて大きく、他分野への波及効果も期待される。また、宇宙での実験という大変ユニークな手法によって、新しい実験系を本邦の医学研究手法として定着させることになる可能性がある。