研究課題
基盤研究(A)
応募者らが推進してきた「プロテオミクスを基盤とした膠芽腫病勢診断マーカーの臨床実用化」と、取り組んできた「エクソソームを介した膠芽腫微小環境整備、高次脳機能の局在解明」の研究経験を活かし、膠芽腫血液エクソソームが包含するタンパクの最先端プロテオミクスによるプロファイルからバイオマーカー候補分子を抽出し、強固な分子生物学的基礎研究による裏付けを目指す。
膠芽腫は脳原発の難治性悪性腫瘍である。現今、血液バイオマーカーを背景とした革新的がん治療が進歩してきているが、膠芽腫においては、この臨床応用例はない。そのような背景の中で、本研究が成果をあげ、バイオマーカーによる早期診断、予後の判定、脳機能維持予測ができれば、膠芽腫に対する治療が改善する可能性がある。