研究課題
基盤研究(A)
道具との一体感を感じて「体外に飛び出た(主観的には身体の一部となった)」身体感覚を道具使用から離れたときにどのようにして体内に戻すことができているのかを調べ、そのような感覚の体系的な制御や、医療応用を目指す研究計画である。
身体所有感や運動主体感などの身体感覚について脱身体と着身体の双方向を考え、工学系の代表者と神経生理学、理学療法学、認知神経科学の分担者により取り組む点に特徴がある。「脱/着身体にはそれぞれ外受容感覚と内受容感覚の操作が支配的である」という仮説の真偽が明らかになり、国際査読誌に研究成果が論文として出版されることが期待される。