研究課題
基盤研究(A)
脱炭素化にむけた下水処理技術として、有機物濃縮と嫌気性膜分離法によるメタン生成とHAPグラニュール型一槽式アナモックス法を融合して工夫することで、水質確保とエネルギー回収・リン回収を同時に実現できる創エネルギー・資源回収に寄与するシステムの確立を目指す。また、有機物を凝集と生物吸着で濃縮した後に嫌気性古細菌群によってメタン化し、エネルギー回収の最大化を目指す。
本研究は、今日的な省エネルギー、エネルギー創出という点で学術的重要性が高い。また、リンは循環に乏しく世界的に枯渇が懸念されることから、コストをかけても回収する必要性があり、社会的意義も大きい。本研究では9つの研究グループが構築され、年度ごとの具体的な研究内容も明確であり、パイロットプラントなどを用いた十分な実効性が期待される。