研究課題
基盤研究(A)
本研究は、リキッドバイオプシーによる化学療法の術前術後の効果判定予測を目指した研究であり、涙液中のがん関連細胞外小胞を用いて治療前エクソソーム情報と画像診断や血液検査などの病理検体情報の相関を明らかにし、その後に機械学習から術前の化学治療や最適な抗がん剤の効果予測を検討する研究内容である。
エクソソーム検出には独自に開発したTearExo法を用いる点に新規性があり、術前・術後のエクソソーム情報と病理検査情報を収集し、さらには機械学習による効果予測に関しては、分担者に臨床や情報の専門家を加えるなど研究体制も整っている。研究遂行にも問題はなく、大変意欲的な研究である。