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2022 年度 実績報告書

生命の維持に必須のリン感知機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22H03089
研究機関徳島大学

研究代表者

福本 誠二  徳島大学, 先端酵素学研究所, 特任教授 (30202287)

研究分担者 高士 祐一  福岡大学, 医学部, 講師 (50803524)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードFGF23 / PHEX
研究実績の概要

Phosphate-regulating gene with homologies to endopeptidases on the X chromosome (PHEX)は、最も頻度の高い遺伝性低リン血症性疾患であるX染色体顕性低リン血症性くる病(X-linked hypophosphatemic rickets: XLH)の原因遺伝子である。XLH患者では、低リン血症にもかかわらず、低リン血症惹起ホルモンである線維芽細胞増殖因子23(fibroblast growth factor 23: FGF23)産生が亢進していることから、PHEX蛋白がFGF23産生やリン感知機構に関与する可能性が考えられている。PHEXは、主に骨細胞により産生されると考えられている。ただし、PHEX産生骨細胞の特徴は明らかにされていない。そこでsingle-cell RNA sequencingにより、FGF23産生骨細胞の同定を試みた。
マウス大腿骨を脱灰、酵素処理、血球系細胞の除去後、得られた細胞をsingle-cell RNA sequencingに共した。野生型マウスでは、FGF23産生が確認できなかった。そこで、XLHの動物モデルでFGF23産生過剰マウスであるHypマウスに、FGF23産生を促進することが報告されている1,25-水酸化ビタミンDを投与して検討した。その結果、PHEX発現細胞の一部でFGF23産生が確認できた。今後このFGF23産生細胞のより詳細な検討、あるいはPHEX陽性細胞の中でのFGF23を産生する細胞と産生しない細胞の比較により、PHEXのリン感知やFGF23産生における機能が明らかになる可能性がある。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Single-cell RNA sequencing identifies Fgf23-expressing osteocytes in response to 1,25-dihydroxyvitamin D3 treatment2023

    • 著者名/発表者名
      Ayako Hanai, Ayako Kawabata, Kenta Nakajima, Kazuhiro Masuda, Itaru Urakawa, Masahiro Abe, Yuji Yamazaki, Seiji Fukumoto
    • 雑誌名

      Front Physiol

      巻: 14 ページ: 1102751~1102751

    • DOI

      10.3389/fphys.2023.1102751

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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