本研究では、日本人英語学習者の技能統合型ライティングを行っている際のライティングプロセスを混合研究手法を用いて分析した。 分析の結果、どちらのライティングタスクでも、主に語彙面に注意を向けてタスクを行っていることがわかった。独立型ライティングタスクでは、文法面に関連する処理が多く、技能統合型ライティングタスクでは、より難易度の高い語彙を使おうと、語彙を精緻にしようとするプロセスがより多く行われていた。アイトラッキングの分析からは、学習者が語彙について考えている時には、技能統合型ライティングタスクでは、リーディングの本文を見る傾向が見られた。
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