本研究の目的は、オンラインを用いた多文化理解学習において、学習者の社会的対人スキルと教師に対する期待値意識がグループ活動での人間関係構築に与える影響について明らかにすることである。調査では社会的スキルを測定する「KiSS-18 (Kikuchi’s Scale of Social Skills: 18 items)」(菊池, 1988)を使用し、学習者の特性や意識を分析した。その結果、学習者のグループ活動での人間関係構築において、社会的対人スキルよりも教師への期待値意識の方が影響力があることが検証できた。
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