事前調査の結果から、多くの生徒が普段気圧を実感していないことや、気象の学習後においても太陽光が直接空気を暖めると考える生徒が一定数いること、時間雨量から雨の強さを具体的に想像できない生徒が多くいることが明らかになった。 そこで、①「身近な大気を立体的に捉えるための観測法と教材」及び②「降水量を実感・体感するための教材」の開発と、それらの一部を活用した授業実践を実施した。その結果、①は、気圧の大きさを実感させることに寄与することが示された。また、気温の鉛直分布が天気や時間帯によって異なることを、無人航空機による観測によって示すことができた。②は、簡易降水量体験装置や映像教材の作成を行った。
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