研究課題/領域番号 |
22H04124
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1190:特別支援教育関連
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研究機関 | 石川県立明和特別支援学校 |
研究代表者 |
竹川 久美子 石川県立明和特別支援学校, 地方公務員
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 特別支援教育 / 自立活動 / 知的障害 / 摂食指導 / 実態把握 / 食具 |
研究成果の概要 |
摂食や食事行動に困難を示す障害のある児童生徒の摂食指導は、摂食機能が連続的に発達する複合的なものであることから教育現場において教師が実態把握、目標設定、学習展開が難しい状況にある。本研究では、実態把握と情報共有のための食事支援シート作成、活用・検討、摂食動作の細分化による学習課題の明確化とそれに対する段階的な支援方法の設定と評価、教師や保護者に対する児童生徒の困難さの理解促進、給食や家庭で実践可能な指導の選択実施、児童が持ちやすく操作しやすいスプーンの作成、試用を行った。これらの指導方法によって効果的な学習が可能となり、児童生徒の機能向上、負担軽減に繋がった。
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自由記述の分野 |
特別支援教育、特に自立活動に関する研究および実践を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、摂食や食事行動に困難を示す障害のある児童生徒に対する摂食指導において摂食機能と食事行動から摂食指導プログラムを作成したことで、教師自身がそのプログラムを用いて指導を行い児童生徒の困難さに対する理解の促進、適切な実態把握、目標設定、学習内容設定による効果的な学習展開が可能となり、障害のある児童生徒の豊かな食生活、更には生活の質の向上が期待され、健康で心豊かな暮らしの実現に寄与するものと考えられる。
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