小学校には,病気の児童が多く在籍しているが,実際には未構築や機能不全の傾向にある支援体制があった。さらに、小学校の通常の学級における病弱教育の推進を促すプロセスとなり得る教育的資源を総合的かつ実践的視点による検討したところ,「教職員の主体的な研修受講と校内外の研修の接続を意識した教職員の資質能力の向上」と「『基礎的』『潜在的』『現代的』のそれぞれの多職種連携・協働」の2つが明確化された。それらを踏まえ、小学校の通常の学級における病弱教育の推進のプロセスは「現行の法令・通達等の抜本的かつ具体的な改善」と「各学校の実情に合わせた現実的な視点での取り組み」の2つの視点であると結論付けた。
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