研究課題
奨励研究
PC作業者が着目したPC画面内の箇所を正確に把握可能な視線情報の補正手法を提案した.提案手法はPC作業者が着目した箇所の検出精度向上に寄与することを明らかにした.また,PC画面に表示された文章に対する着目時間を,スクリーンショット画像から推定する機械学習モデルを作成し,提案する機械学習モデルが作業者の着目時間を推定できる可能性があることを明らかにした.
情報工学
提案する補正手法を用いることで,PC画面内の視線の動きをより正確に把握することができる.提案手法は,精度が低いデバイスの精度向上が可能であるため,低コストな視線計測機器の普及に寄与すると考える.また,提案手法は視線情報を用いる類似研究に適用可能な技術である.一方,提案する着目時間の推定モデルは,文章の読み飛ばしを検出できる可能性があるため,視線解析技術の進展に貢献できる.