本研究では、実践事例がない知的障がい特別支援学校での自然災害を踏まえたSTEAM教育プログラムを開発して実践することができた。特に本プログラムでは、Four Cs(創造性、判断的・批判的思考、コミュニケーション、協働・共同)の資質向上をねらいとして作成した。これら4つのスキル獲得を目指した活動に関して、コロナ渦ということもあり特に協働・共同に効果があるペア学習などを行えなかったために、生徒たちがFour Csの目標値3を超えることができなかった。しかし、実践を重ねたことにより数値を上げていき実施前より高い数値で終えることができ、特に創造性を伸ばすことができる実践であったことが示された。
|