木質バイオマス燃焼灰を土系舗装の土質材料として用いる。凝集剤,固化材を混合攪拌し、舗装体を作成する。固化材は酸化マグネシウム系固化材、凝集剤は無機質系凝集剤を使用する。舗装体の圧縮強度試験、透水・保水試験から舗装体の性能評価を行った結果、圧縮強さ6.5(kN/mm2)、透水係数0.0073(cm/sec)、保水量15.4(kg/m2)となり、従来の土系舗装と比較しても遜色ない結果が得られた。また、現場施工試験を行った結果、透水係数は、経過日数とともに減少傾向にあるが、基準値を上回っている。また、表面劣化診断では、一部凍害による表面剥離がみられたが、硬度は30㎜以上あった。
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