研究代表者は血液腫瘍(HM)患者の発熱性好中球減少症(FN)時に発熱が感染症が原因であるかを鑑別でき、かつ予後を予測可能な有用なバイオマーカーとして、mid-regionalpro-adrenomedullin(MR-proADM)に着目し、その有用性を評価することを目的とし本研究を実施した。治療により好中球数が500/μL未満へ減少すると予測されたHM患者26症例、28エピソードを対象とし、血漿中MR-proADM濃度、血漿中PCT濃度および血漿中プレセプシン濃度を測定した。今後はそれぞれのバイオマーカー濃度と培養陽性率および予後との関連性を解析する予定である。
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