これまでにRA患者8名をエントリーした。研究開始時点の患者背景は年齢は62±15歳、MTX服用量は10±1.4mg。MTXの服用期間は、8名中7名で1年以上服用していた。RAの疾患活動性は、DAS-28CRPが2.68、DAS-28ESRが3.86で中程度であった。肝機能値はASTが22.5±6.4U/L、ALTが23.3±11.6U/Lであった。赤血球中のMTX-PGs濃度測定は、現在までにMTX-PG1~7の各標準品をスパイクした赤血球を用いて検量線まで作成し、濃度を同時測定できる体制を構築した。現在分析系のバリデーション試験を行っており、精度が担保でき次第、濃度測定を開始する予定である。
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