研究分担者 |
塩谷 隆 東北大学, 理学研究科, 教授 (90235507)
太田 慎一 大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (00372558)
石渡 聡 山形大学, 理学部, 准教授 (70375393)
櫻井 陽平 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (90907958)
江崎 翔太 福岡大学, 理学部, 助教 (40784533)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
応募時に明記した研究課題は以下の(a),(b),(c),(d),(e),(f)であった。(a): 関数または符号値測度を曲率下限とするRCD空間あるいはその拡張空間の研究, (b):劣リーマン多様体を包括するQCD空間上の汎函数解析, (c): 測度集中現象の解析ならびにそのデータ科学との関わり, (d): リーマン多様体上の非対称作用素による負パラメータBakry-Emery リッチ曲率条件下でのリュウビル型定理, (e): 課題(a),(b)の枠組みでの胴径過程の半マルチンゲール表現, (f): ベクトル場によるローレンツ・フィンスラー多様体上での負パラメータNでの N-Bakry-Emery リッチ曲率下限条件での幾何解析。令和4年度において(a),(d) については想定を超える研究の進展が見出せた。(c)については分担者塩谷が雇用している横田滋亮氏により測度集中現象によるデータ解析研究の最初の研究の萌芽があった。(f)については分担者太田によって勾配型のベクトル場の場合に一定の方向性が見出された。(b),(d) については時間的制約から研究が進展しなかった。また申請書に明記した内容ではないが(c)については分担者江崎が測度集中現象とピラミッドの解析に最初の着想を得ることができた。
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