研究課題/領域番号 |
22K00079
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
長谷川・間瀬 恵美 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 准教授 (90614115)
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研究分担者 |
坂井 祐円 仁愛大学, 人間学部, 准教授 (70351244)
上村 敏文 ルーテル学院大学, 総合人間学部, 准教授 (20318588)
長田 久雄 桜美林大学, 大学院 国際学術研究科, 特任教授 (60150877)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 死後生 / 死生学 / 宗教者の死の語り / 魂 / 宗教多元主義 |
研究実績の概要 |
2022年度は、代表者と分担者でのコアメンバーミーティングを偶数月にオンラインで開催して研究の意義を確認した(4月~臨時会議を含み計9回)。 理論的研究においては、紹介者限定の公開定例研究会を奇数月に開催して死者との関わりを含めた世界の構造をとらえること、また人間の生死を宗教的に受容することの価値を考察した(ハイブリッド1回+オンライン5回、計6回)。外部からは、谷山洋三(東北大学)、玉置妙憂(大慈学苑),清水香基(北海道大学)、高橋龍太郎(東京健康長寿医療センター)に話題提供いただいた。 Death and Eternal Life, John Hick著の文献講読会は、毎月慶応宗教研究会会員の有志が参加してオンラインで開催した(計10回)。I章とII章を読破した。 質問紙調査研究に関しては、桜美林大学研究活動倫理委員会の審査を経て、8月に承認(22011)されたことにより、研究代表者と分担者がそれぞれ調査を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は、代表者と分担者でのコアメンバーミーティングを偶数月にオンラインで開催して研究の意義を確認した(4月~臨時会議を含み計9回)。 理論的研究においては、紹介者限定の公開定例研究会を奇数月に(ハイブリッド1回+オンライン5回、計6回)開催して死者との関わりを含めた世界の構造をとらえること、また人間の生死を宗教的に受容することの価値を考察した。外部からは、谷山洋三(東北大学)、玉置妙憂(大慈学苑),清水香基(北海道大学)、高橋龍太郎(東京健康長寿医療センター)に話題提供いただいた。 文献講読会Death and Eternal Life, John Hick著は、毎月慶応宗教研究会会員の有志が参加してオンラインで開催した(計10回)。I章とII章を読破した。 質問紙調査研究に関しては、桜美林大学研究活動倫理委員会の審査を経て、8月に承認(22011)されたことにより、研究代表者と分担者がそれぞれ調査を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度も、代表者と分担者でのコアメンバーミーティングを偶数月にオンラインで開催することを継続する。 理論的研究(公開定例研究会)も奇数月に継続する。 コロナが終息しつつあることから、現地での実証研究(チャプレン、ビハーラ僧、臨床宗教師への現地での質問紙・インタビュー調査)を増やすことが可能となる。 さらに、申請時の計画通り、夏に桜美林大学荊冠堂チャペルで「公開シンポジウム」を開催する。ことばでは語りえない死の向こう側を「表現する」ことを目的として、そこから日本文化における死の受容の特異性(宗教多元性)が表出されることを期待する。 最終年度に向けて、それぞれの調査から得られた結果をコアメンバー内で検討し分析を始める。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナの影響によりインタビュー調査が停滞気味で、出張旅費に余剰が生じた。 次年度はコロナが終息しつつあることから、現地での実証研究(チャプレン、ビハーラ僧、臨床宗教師への現地での質問紙・インタビュー調査)を増やすことが可能となるので2023年度において余剰額を使用する。
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