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2023 年度 実施状況報告書

「もの派」以降の日本現代美術アーカイヴの構築と活用:安齊重男資料を対象として

研究課題

研究課題/領域番号 22K00189
研究機関多摩美術大学

研究代表者

小泉 俊己  多摩美術大学, 美術学部, 教授 (50407780)

研究分担者 光田 由里  多摩美術大学, 大学院美術研究科, 教授 (00908022)
中井 康之  独立行政法人国立美術館国立国際美術館, その他部局等, 研究員(移行) (10321621)
谷口 英理  独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館, 企画課, 研究員 (40422513)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード安齊重男 / 現代美術 / もの派 / フォトアーカイヴ / インスタレーション / データベース
研究実績の概要

調査対象の現資料保管場所である、故安齊重男氏宅暗室内のフィルム、作品、文字資料等の調査を計13回にわたり行った。ただし、現地調査では研究の遂行に限界があるため、研究代表者小泉俊己の所属機関である多摩美術大学に、全資料体を移設し行う必要があると判断をした。資料並びに著作権保有者であるご遺族の同意も得られたため、安齊氏宅においては資料体引っ越しの準備を、大学においては移設場所の部屋の環境整備等を行った。これらの事により、次年度の引越し並びに、移動間の燻蒸の手配なども整った。
2023年12月2日多摩美術大学アートアーカイヴセンター主催、第6回シンポジウム「資料のデータ公開と著作権」において、第2部ディスカッション「資料のデータ公開と著作権」のパネリストとして登壇した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

資料並びに著作権保有者であるご遺族の協力のもと、計13回の現地調査によって、資料の全体像のスケール感が明らかになりつつある。その結果、今後の詳細調査に繋げるため、研究代表者の所属機関である多摩美術大学への資料移動がご遺族からも同意が得られ、移動元の搬出の準備および受け入れ先の体制が整う状況まで進行した。

今後の研究の推進方策

現資料元から大学への移動時に、専門業者による燻蒸作業を依頼し、資料体の今後の保全のために万全の対策を行う。学内の保管においても同様である。
今年度最終年度であり、また膨大な資料体ではあるが、全体の各分類毎の量的把握とそのリスト制作を遂行する。

次年度使用額が生じた理由

23年度において、資料体を学内に移動することが決まり、最終年度である24年度に集中して研究を深めなければならない状況が予想されたので、資金もそれに合わせて計画したためである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] シンポジウム「もの派とアーカイヴ」記録集の公開と安齊フォトアーカイヴについて2024

    • 著者名/発表者名
      小泉俊己
    • 雑誌名

      多摩美術大学アートアーカイヴセンター年報/紀要2022 「軌跡No.5]

      巻: 5 ページ: 86~88

  • [学会発表] 「資料のデータ公開と著作権」2023

    • 著者名/発表者名
      小泉俊己
    • 学会等名
      多摩美術大学アートアーカイヴセンターシンポジウム
  • [図書] 年報/紀要2022『軌跡』No.52024

    • 著者名/発表者名
      小泉俊己/光田由里ほか17名
    • 総ページ数
      152
    • 出版者
      多摩美術大学アートアーカイヴセンター

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公開日: 2024-12-25  

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