研究実績の概要 |
本年度の研究成果は、2022年10月に出版した共編著『モダンの身体 マシーン・アート・メディア』(小鳥遊書房)に顕著である。ここでは、戦間期モダニズムにおける人間(身体)とメディアの関係性を分析している。塚田は論文「国家(ネイション)と裸身(ザ・ネイキッド)-プレコード、スペクタクル、『類猿人ターザン』-」を寄稿している。 また、論文「戦域/劇場(シアター)のアポリアーヘミングウェイ、戦争、ジャーナリズムー」を日本ヘミングウェイ協会『ヘミングウェイ研究』第22号(2022年6月)に寄稿した。他に、三度の個人研究発表を行った。順に「『ライフ』・イズ・ビューティフル-マーガレット・バーク=ホワイトとニューディールの文化学-」(関西アメリカ文学会例会,2022年6月11日)、「シンメトリカル・ラビリンス―ゲイハルター『いのちの食べかた』と「食」生成の政治学―」(第34回エコクリティシズム研究学会大会,2022年8月21日)、 “Ghost Unbound: Faulkner, Ward, and Capitalism”, Faulkner and Ward Conference (Center for Faulkner Studies, Southeast Missouri State University, 2022.10.22.)。近刊として、単著『シネマティック・ボディ』の出版を準備している。
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