研究課題/領域番号 |
22K00568
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研究機関 | 弓削商船高等専門学校 |
研究代表者 |
山本 健太 弓削商船高等専門学校, 総合教育科, 助教 (60828466)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 外国語教育 / 第二言語習得研究 / 日本語教育学 / 教育工学 |
研究実績の概要 |
音声読み上げ協力者の確保に苦慮しているため、本年度は本コーパスで構築を目指すUIを重点的に検討した。具体的には、本研究者が一昨年度まで共同研究として行なっていた「日本語学習者の音声コーパス」のUIを参考に、実装を目指す機能を盛り込んだプロトタイプを構築した。研究成果については、ISATE2022にて「DEVELOPING PROTOTYPE OF A SPEECH CORPUS FOR ASSISTING LANGUAGE LEARNING」と題し公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
現在、音声読み上げ協力者の確保に苦慮しているため、材料作りが進んでいない。よって、コーパスのUIデザインと実装機能の選別をデータ収集に先んじて行なっている。具体的には、本研究者が一昨年度まで共同研究として行なっていた「日本語学習者のための音声コーパス」のUIと、web上で動作するコーパスプラットフォームであるSketch Engineの解析機能を照合し、本研究で扱うコーパスに実装する解析機能を検討中である。また、将来的には、現在広く普及しているスマートフォンなどの電子デバイス上で運用可能なUIを実装し、オンラインで解析可能、且つ学習者に即時フィードバック機能を有するアプリケーションの開発を視野に入れ、構築中である。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きUIの構築を進めると同時に、読み上げ協力者の確保を目指す。加えて、先行研究のメタ分析を進めていき、読み上げ文を作成していくことを目指している。また、Sketch Engineの存在は今年度新たな発見であり、その可能性を探る段階が完了していない。よって、Sketch Engineをより詳細に検討する必要がある。具体的には、Sketch Engineが本来英語を対象としたコーパスプラットフォームであることから、日本語にも応用可能なのかどうかを検討するに際し、英語を対象として実際に使用してみる必要がある。次年度は元の研究計画に加え、その作業も加わることになる。
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次年度使用額が生じた理由 |
学会発表をオンラインで行ったため、出張費の支出がなかったことに加え、データ収集が思うように進まなかったことから、データ整理のための謝金が不要であった。先に述べたように、将来的にスマートフォンで即時処理が可能なシステムの構築を視野に入れて進めているため、次年度以降この費用を用いてスマートフォンを購入し、設備を整える算段である。
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