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2023 年度 実施状況報告書

インクルーシブな社会を目指す言語教育:ヒューマンライブラリーを再考する実践研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K00656
研究機関茨城大学

研究代表者

福村 真紀子  茨城大学, 理工学研究科(工学野), 助教 (50835866)

研究分担者 本間 祥子  千葉大学, 大学院国際学術研究院, 助教 (00823717)
中川 正臣  城西国際大学, 国際人文学部, 准教授 (30796280)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードヒューマンライブラリー / 言語教育実践 / マジョリティ性とマイノリティ性 / ダイバーシティ教育 / インクルーシブな社会
研究実績の概要

本研究の成果発表として、2023年9月23日、韓国日本語学会第48回国際学術発表大会(於・韓国ソウル)にて「インクルーシブな社会を実現するための言語教育実践:「日本人のマジョリティ性」をテーマとしたヒューマンライブラリーの試み」(発表者:中川正臣・福村真紀子・本間祥子)というタイトルで研究発表を行った。発表では、これまでに実施したヒューマンライブラリーの省察から、ヒューマンライブラリーというイベントの構成員である「本」「読者」「司書」にとっての実践の意義を言語教育の視点から明らかにしたことを提示した。また、本研究の対象は、言語教育実践としてのヒューマンライブラリーの企画・開催・振り返りであるため、今年度は、以下の2回ヒューマンライブラリーの企画と開催に取り組み、各回2名の「本」役に語りのセッションを担当してもらった。
①「ミニ・ヒューマンライブラリー:マジョリティが纏う特権について考えてみよう」(共創学会第7回年次大会 共創する時空、いま・ここ,於・日立シビックセンター(茨城県), 2023年12月10日)
②「ミニ・ヒューマンライブラリー」(於・山のホテル(長野県), 2023年2月18日)
上記の各回、語りのセッション後に参加者全員での振り返りの時間を設けた。その振り返り会において、参加者同士で意見交換を行い、本実践の意義を探るデータ取得のため、やり取りについてメモを残した。②についてはビデオ撮影を行い、今後の分析の資料としてデータ取得を行った。
また、これまでの実践について共同研究者間で省察を行い、共著で論文を執筆して韓国日本語学会に論文を投稿した。本等高論文は査読つきであり、2024年4月現在、現在査読結果を待っている。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は論文を投稿できた点、国際発表を1回、ヒューマンライブラリーの実践を2回実施できた点で、進捗は順調だと言える。ただし、取得したデータはまだ整理されておらず、実施したヒューマンライブラリーの分析は完了していない。データの整理、分析は次年度への課題となった。

今後の研究の推進方策

前年度に実施したヒューマンライブラリーについて、「本」役になった協力者に聞き取り調査を行うなど、新たなデータを取得して分析、考察へと進みたい。また、ヒューマンライブラリーの実施もさらに計画している。ヒューマンライブラリー開催の回を重ねるごとに、実践のスキルが高まるとともに、実践の意義を明確にしていけると考えるからである。また、研究の成果発表も論文執筆や学会発表という形で精力的におこなっていく。2024年6月に「異文化間教育学会」において、口頭発表を予定している。

次年度使用額が生じた理由

今年度、研究の対象となるヒューマンライブラリーを2回実施したが、研究協力者への聞き取り調査を実施しておらず次年度に持ち越した。聞き取り調査では調査協力に対する謝金が発生する。また、次年度も新たにヒューマンライブラリーの機会を設けたり、学会発表を予定しているため、次年度の使用額が生じた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] インクルーシブな社会を実現するための言語教育実践:「日本人のマジョリティ性」をテーマとしたヒューマンライブラリーの試み2023

    • 著者名/発表者名
      中川正臣・福村真紀子・本間祥子
    • 学会等名
      韓国日本語学会第48回国際学術発表大会
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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