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2022 年度 実施状況報告書

英語化された授業におけるコミュニケーション改善の試みと多文化共生社会への提言

研究課題

研究課題/領域番号 22K00709
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

永井 正司  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90237488)

研究分担者 佐藤 浩章  大阪大学, 全学教育推進機構, 准教授 (10346695)
桑村 テレサ  京都先端科学大学, 経済経営学部, 准教授 (30639646)
鈴木 章能  長崎大学, 教育学部, 教授 (70350733)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード授業の英語化 / 授業の質保証 / 言語に関する調整過程
研究実績の概要

理工系の授業を英語化する場合、専門科目の教員や受講生に、高い英語能力や英語導入にかける多大な労力を期待することは現実的でない。この状況下で、理工系授業への英語導入にかかる過大なコストを避けながら、同時に授業内容の質を維持し向上させていくためには、理系教員や受講生がもっている既存の意識(ネイティブ英語が規範)を刷新し、「相互理解度・国際通用度の高い英語」へと転換する必要がある。同時に、ネイティブ話者と非ネイティブ話者のミスコミュニケーションを解決する必要もある。これらについて、探究を進めた。あわせて、前回の科研費課題を引き継いで、新規入学者に関する英語レベルの
見極めをおこなうため、TOEICのスコアとCEFR (Common European Framework of Reference for Languages)の相関関係を吟味して、専門科目担当教員に助言することができるようにした。また、授業の英語化マニュアル作成と配布によって、教員・学生双方の英語レベルの判定法・国際語としての英語・教室で実際に使える英語文例集・英文シラバスの書き方その他について、最新の知見を盛り込んだ。さらに、研究会での発表や著作によって、得られた知見の社会還元に努めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新型コロナの影響により、一部の活動に支障がでたが、全体的には、概ね研究計画通りの進捗であり、順調な経過をたどっている。

今後の研究の推進方策

新型コロナの影響により、一部の活動に支障がでたため、その分について進捗を図りたい。具体的には、授業の観察やインタビューによって、実際の声を集めて、フィードバックに努める活動が停滞している。上記について、重点的に取り組みたいと考えている。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナの影響により、授業観察等の活動ができなかったため、それらに関する未消化額が発生した。次年度に使用する見込みである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Native and Non-Native Interactions in English Medium Instruction and Their Implications for Multilingualism2022

    • 著者名/発表者名
      Nagai Masashi
    • 学会等名
      英語英文学片平会
    • 招待講演
  • [図書] Fundamental Postulates, Extensions and Irregularities in English Medium Instruction2023

    • 著者名/発表者名
      Nagai Masashi他
    • 総ページ数
      78
    • 出版者
      開成出版

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公開日: 2023-12-25  

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