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2022 年度 実施状況報告書

日本語母語話者の中国語中間言語コーパスの構築とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 22K00710
研究機関大阪大学

研究代表者

張 恒悦  大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 招聘研究員 (70411171)

研究分担者 鈴木 慎吾  大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (20513360)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード日本語母語話者 / 中間言語 / コーパス / 作文データ / 横断的検索 / 縦断的検索
研究実績の概要

2022年度は、本研究で構築しようとする日本語母語話者の中国語中間言語コーパスに関するデータ補充・整理・加工しながら、研究発表も行いました。
データの補充・整理・加工に関しては、次のことを実施しました。①データ構成に偏らないように調整したり、補充したりしました。②個人情報保護の観点から、人名などに対して匿名処理を行った上で、学習者IDを付与しました。③学習者の属性を分類し、それぞれタグ付与しました。④品詞性や文法単位を判別するシステムを開発し、それぞれタグ付与しました。⑤チームメンバーが様々な議論を通して、作業手順やデータ処理に関するガイドラインを作成しました。
研究発表に関しては、日中両国の学会で研究成果を公表しました。①2023年度中国語教育学会第3回研究会において、「日本語母語話者の中国語中間言語コーパスの開発」を題としたワークショップを開き、本研究の開発目的と設計コンセプトについて報告しました(張恒悦、2023年2月26日)。②上海同済大学で開かれた「第7回漢語中介語語料庫建設与応用国際学術研討会」にオンライン参加し、「日本中国語語料庫建設与探索」を題とした口頭発表を行いました(張恒悦、2023年4月1日)。このように、日本国内にとどまらず、海外のコーパス研究の専門家との交流・議論も行ったことにより、有益な意見やアドバイスを得ることができました。
今後は、こうした意見やアドバイスを元に、本研究を改善・推進していく予定です。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画案に基づき、各自の役割を明確にしたチームメンバーの協力により、順序よく作業が進んでいるためです。

今後の研究の推進方策

今年度の研究は、計画に沿って進め、検索システムの開発と試用を実施していきたいと考えています。①学習時間の分類システムを開発し、それぞれタグ付与します。②横断的検索・縦断的検索・全文検索という観点から検索システムを構築します。③システムの修正・調整しながら、試用を開始します。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 心理動詞と“了”の共起関係について2023

    • 著者名/発表者名
      張恒悦
    • 雑誌名

      外国語教育のフロンテイア

      巻: 6 ページ: 1-8

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 日本語母語話者の中国語中間言語コーパスの開発(中国語中間言語コーパスの開発目的及び設計コンセプト)2023

    • 著者名/発表者名
      張恒悦
    • 学会等名
      2022年度中国語教育学会第3回研究会(オンライン)
  • [学会発表] 日本漢語中介語語料庫的建設与探索2023

    • 著者名/発表者名
      張恒悦
    • 学会等名
      第七届中介語語料庫的建設与応用国際学術研討会
    • 国際学会

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公開日: 2023-12-25  

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