研究課題/領域番号 |
22K00721
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
水野 邦太郎 神戸女子大学, 文学部, 教授 (40320840)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | リンガフランカとしての英語 / 教科教育法 |
研究実績の概要 |
本研究は,ELF (English as a Lingua Franca) の言語使用観と言語能力観に基づく「リンガ・フランカ教育」を学校英語教育で実践するために,どのような「国境を超えた対話」を英語の授業で実践すれば,生徒・学生が「三つの資質・能力」を育みながら「ELF の豊かな使い手」になれるかを研究する。そして「リンガ・フランカとしての英語」の観点から日本の学校英語教育の「目的・方法・評価」のあり方に提言をする。そこで,令和4年度はどのようなテーマについて対話 (議論)をするかを検討した。また,交流する相手として海外の大学の教育学部にコンタクトをとり実現に向けて検討を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本学の教育学科の学生が小学校の教諭を目指していることから,小学校で教える「国語・算数・理科・社会・音楽・美術・英語」の教科教育の内容・方法について,海外で同じく小学校の教諭を目指す学生と議論するため準備を開始した。具体的には,アメリカとフィンランドの教科書の分析と考察を開始した。交流相手として,アメリカのアーカンソー大学の教育学部と交流できることが決まった。
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今後の研究の推進方策 |
日本とアメリカとフィンランドの各教科の教科書の比較分析を行いながら,教科書にその国独自の思考様式や知識がどのように反映されているかを明らかにしていく。そして,令和7年度に行う海外の教育学部との交流の実現に向けて準備をしていく。一方,交流相手として,神戸の姉妹都市であるシアトルにあるワシントン大学と教育立国であるフィンランドの教育学部との交流の実現に向けて努力していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
フィンランドの教育と英語の教科書を購入し,また,各教科教育法に関する書籍や論文を購入した差額が残った。令和5年度は,それらの資料の分析・考察を進めていき,必要に応じて各教科教育法に関する書籍や論文を購入していく。
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