研究課題/領域番号 |
22K00818
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
加藤 千博 横浜市立大学, 国際教養学部(教養学系), 教授 (20638233)
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研究分担者 |
村上 嘉代子 (平野嘉代子) 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (90424895)
工藤 泰三 名古屋学院大学, 国際文化学部, 准教授 (60734209)
前川 浩子 金沢学院大学, 文学部, 教授 (10434474)
田島 祐規子 横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 客員研究員 (70377117)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 英語教育 / 英語基礎力測定 / ポートフォリオ / Web教材 / 自律的学修 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、小・中・高・大学生が自身の英語力を簡易に診断できる「英語基礎力診断Webテスト」を開発し、その診断結果に基づき次の学習計画を立案できる「学習者用電子カルテ」を開発することである。英語学習の開始時期が小学生からとなり、中・高では「英語の授業を英語で教える」ことが原則となったが、各学習者の学習方法、経験、習熟度は多様化し、教室での画一的な授業だけでは、個々の能力を継続的に向上させることが容易ではなくなってきた。そこで本研究では、小学生から大学生までに対応した簡易に受けられる英語力診断テストと学習者カルテを作成し、各自が次に取り組むべき課題が容易に分かるような学習支援ツールを構築し、同時に、習熟度に応じた学習教材の提供も行っていく。 本年度は、これまで使用していた「英語基礎力診断テスト(RLGテスト)」のプラットフォームの改良を行い、団体受験が可能な機能を追加した。これにより、これまで個人受験者に限られていたテストが、小・中・高・大のクラス単位や大学単位で受験が可能となり、団体でのデータを収集・分析することが可能となった。また、小・中学生を対象とした、リーディング語彙とリスニング語彙の増強のためのWeb教材を作成しHP上で公開をした。これらの成果を周知させるために、中学・高校の教員が多く出席する学会で発表を行い、「英語基礎力診断テスト(RLGテスト)」とWeb教材の利用を呼び掛けた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
英語力診断テストのプラットフォーム作成と、Web教材の作成を同時に進行させることができたことと、Web制作業者の作業が早く完了したことにより、課題が当初の計画よりも進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
英語力診断テストの新たなプラットフォームを用いて、より多くのデータを収集・分析する。同時に学習支援ツールの構築に向けて、メンバー同士でのミーティングをより多く設けて理論の構築を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
「英語基礎力診断テスト」の受験者データの分析を行うための設備費や人件費を計上していたが、データ分析を行わなかった。次年度に行う予定である。
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