研究課題/領域番号 |
22K00823
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
川村 晶彦 成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (60407616)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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キーワード | 笑いの日英差 / 辞書 |
研究実績の概要 |
令和5年度は令和4年度に続き、予備調査を再度実施し、その結果を踏まえて本調査を実施すること、さらにここまでの途中経過をいずれかの関連学会で口頭発表として公表する予定であった。しかし、学会で発表予定であったこれまでの調査結果を書籍の形でも公刊できる機会を得たことから予定を変更し、そちらに専念することとなった。結果として、残りの調査等は令和6年度以降に延期せざるをえなくなってしまったが、令和4年度までの調査結果は書籍のみならず辞書という形でも公刊することができた(川村晶彦編『グローバル社会の英語コミュニケーション・ハンドブックー発話行為・ポライトネス表現辞典付』三省堂)。 これまでの調査結果のうち、特に日英語話者のジョークの好みの相違および笑いに対する日英の態度の違いを分析し、そういった相違点に起因するコミュニケーション上の誤解を軽減するための方策を辞書の記述の一部として提供する上で、調査結果を外国語教育だけでなく、辞書学の観点からも再考察することを余儀なくされた。その過程でも新たな発見が多かったため、考察の結果を令和6年9月に数年ぶりで日本開催となる開催される国際学会(Asialex 2024)で発表すべく申し込み、幸いにもアクセプトされた。さらに、令和6年度には新宿の紀伊国屋アカデミック・ラウンジにても本務校の特別公開講座として、一般の聴衆の方を対象に本研究を一部紹介する予定である。結果として、令和5年度の研究は当初の予定とはかなり異なる方向に進展することとなったが、相応の結果は残すことができたと自負している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
【研究実績の概要】で述べたとおり、令和5年度は相応の研究結果を残すことができたと自負しているが、当初の予定とは異なる形での進行となったため、「計画以上」、「おおむね順調」といった評価は不適当と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は当初の予定とは異なる形での進行となったため、令和6年度は当初の予定に立ち戻り、予備調査、本調査を実施する予定である。ただし、予備調査は令和4年度にすでに1回実施済みのため、その際の結果も再分析を行い、2回目を省略して本調査を実施することも検討した上で進めていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
既に述べたとおり、令和5年度は当初予定していた予備調査と本調査を令和6年度以降に延期することとなったため、交通費やインフォーマントへの謝金等も使うことができなかった。これらは令和6年度以降の調査実施時に使用する予定である。
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