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2023 年度 実施状況報告書

3次元デジタル技術を活用した古代瓦葺技術の系譜と展開に関する考古学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K00982
研究機関独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

研究代表者

岩戸 晶子  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, 室長 (50359444)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
キーワード考古学 / 道具瓦 / 鴟尾 / 鬼瓦 / 瓦葺技術 / 3次元 / デジタル技術
研究実績の概要

本研究では、日本が瓦葺技術を導入した飛鳥時代(7世紀)から瓦葺技術が定着し、平城京造営や国分寺などの寺院造営が活発化し、瓦の大量生産をこなせる
までに成熟した奈良時代(8世紀)までの畿内を中心とした棟端飾瓦の使われ方と意義について再検討する。これまで漠然と7世紀は鴟尾の出土が多く、8世紀
になると鬼瓦の出土が凌駕するとされてきた天について再検討し、建物の荘厳に対する意識がどのように変化していったのか、それに国家や当時の社会状況がど
のように影響を与えていたかを分析することを目的としている。
令和5年度も、後述のような制約により、学生アルバイトの雇用や外部での資料調査の実施は見送り、書籍購入や関連する研究会やシンポジウムでの情報収集をおこなうにとどまった。
また、令和6年度以降に本格的な調査を開始し、効率よく調査を進められるようR5年下半期のうちに準備作業を集中的に行い、あらたに分担者の参画を依頼し、アシスタントとなる学生バイトの手配を進めるなど計画の練り直しをおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

職場において在籍部署の定員に対して人員不足が生じたもののその状況が好転せず、業務負担過多の状態が継続したことにより、科研調査・研究に時間が割けない状況が続いたため。

今後の研究の推進方策

R6年度より、職場異動となるため、新たに分担者を加え、基幹資料となる重要な資料を優先的に3次元計測を行うこととした。すでに学生アルバイトの手配も進め、効率よく調査を振興する予定である。

次年度使用額が生じた理由

前述の通り、業務負担により、科研の調査が予定通り遂行できなかったため。
未使用金は次年度以降に調査費用として使用する計画である。

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公開日: 2024-12-25  

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