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2023 年度 実施状況報告書

現代日本にみる焼畑の進化とそれをめぐる地域社会の強靭性に関する地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K01041
研究機関山形大学

研究代表者

渡辺 理絵  山形大学, 農学部, 准教授 (50601390)

研究分担者 江頭 宏昌  山形大学, 農学部, 教授 (60223632)
吉田 国光  立正大学, 地球環境科学部, 准教授 (70599703)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード焼畑 / 焼畑地域 / 山形県鶴岡市 / 復活 / 混作 / 混播 / ベトナム
研究実績の概要

今年度は日本国内をフィードとした研究では、現在進行形の焼畑については、山形県鶴岡市温海地域において焼畑が継続する要因の抽出のため、住民へのインタビュー調査を行った。その結果は学術雑誌へ投稿中である。同様に現在進行形の焼畑である福井県福井市味見河内では江戸時代から続く焼畑について、焼畑の歴史や焼畑でつくられる赤かぶの特徴などをわかりやすく一般読者向けに解説する本を刊行した。
つぎに焼畑作物の再検討に関する「混栽・混植・間作」については、混植の実験を山形大学農学部の高坂農場でアワを畑に直播したところ、雑草のエノコログサの芽生えと区別ができず、間引きに支障がでたため、成果が得られなかった。
今年度は気候の影響も大きく受けた。全国的に記録的な暑さが続き、山形県では8月の平均気温が観測史上最も高くなった。これをうけて進行形焼畑におけるスギの枝葉を他所から運び入れ、燃焼材を増やして行う焼畑農業を試みたが、発芽後にカブの生育不良が著しく起こり、燃焼材を増加させた効果をみることができなかった。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

2023年度は激烈な猛暑であり8月上旬~9月上旬までの1ヶ月間、降水のない異常気象であったため、予定していた混植の収量比較データに大きな支障が生じた。
さらに鶴岡市温海地域でスギの枝葉を他所から運搬して焼畑用地に敷き詰め燃料材として利用し、温海カブの生育に関する効果を検証する実験を予定したが、火入れまではできたものの、その後温海カブの芽が枯れてしまい、検証できなかった。以上の理由により研究の進捗はやや遅れている。

今後の研究の推進方策

2023年度は夏季の想定外の高温による影響を受けたため、2023年度に遂行できなかった研究や実験を2024年度に繰り下げる方向で考えたい。このため、本研究課題の全体の研究期間を1年延長することを視野に入れている。

次年度使用額が生じた理由

2023年度は夏季の高温のために想定していた混作などの実験、および伝統的な焼畑農業の再現に関する試行に支障が生じたため、予定していた使用額に齟齬が生じた。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] シンガポール滞在記2024

    • 著者名/発表者名
      吉田国光
    • 雑誌名

      ジオグラフィカ千里

      巻: 3 ページ: 269-281

  • [雑誌論文] 地域で維持されるモノ・コトと保全・保護制度をめぐる研究に向けた覚書2023

    • 著者名/発表者名
      吉田国光
    • 雑誌名

      地域研究

      巻: 62 ページ: 1-12

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 出店者の動向と経験からみた「行田はちまんマルシェ」の意義2023

    • 著者名/発表者名
      佐藤寛輝・張 思遠・本多一貴・佐藤颯哉・吉田国光
    • 雑誌名

      季刊地理学

      巻: 75 ページ: 3-15

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Spatial Patterns and Determinants of Bed and Breakfasts in the AllーforーOne Tourism Demonstration Area of China: A Perspective on Urban–Rural Differences.2023

    • 著者名/発表者名
      Sun, A., Chen, L., Yoshida, K. and Qu, M
    • 雑誌名

      Land

      巻: 12(9) ページ: 1720

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Localness” in donburi rice bowls in a remote rural areas: The case of Noto Peninsula, Japan.2023

    • 著者名/発表者名
      Yoshida, K
    • 雑誌名

      Research in Globalization

      巻: 7 ページ: 100147

    • 査読あり
  • [学会発表] 2023年5月18日に発生した熊谷市荒川右岸河川敷における火災の記録2023

    • 著者名/発表者名
      吉田国光・島津 弘・永井裕人
    • 学会等名
      日本地理学会秋季学術大会
  • [図書] 福井県の焼畑ーその歴史と未来を考えるー(里山里海湖ブックレット5)2024

    • 著者名/発表者名
      辻本侑生・樋口潤一
    • 総ページ数
      80
    • 出版者
      福井県里山里海湖研究所
  • [図書] 環境と生態2023

    • 著者名/発表者名
      吉田国光
    • 総ページ数
      842
    • 出版者
      丸善出版

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公開日: 2024-12-25  

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