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2024 年度 実施状況報告書

現代日本にみる焼畑の進化とそれをめぐる地域社会の強靭性に関する地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K01041
研究機関山形大学

研究代表者

渡辺 理絵  山形大学, 農学部, 准教授 (50601390)

研究分担者 江頭 宏昌  山形大学, 農学部, 教授 (60223632)
吉田 国光  立正大学, 地球環境科学部, 准教授 (70599703)
辻本 侑生  静岡大学, 地域創造教育センター, 講師 (80958950)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード焼畑 / 混播 / 間作 / 復活 / ベトナム
研究実績の概要

令和6年度の実績は大きく3つある。1:現在進行形の焼畑地域について
日本でもっとも大面積で焼畑農業を行っている山形県鶴岡市温海地域において、焼畑農業の存続要因について調査した内容を論文として公表した(業績参照)。
2:混播・間作について
高度経済成長期までの焼畑農業においてみられた混播・間作については必ずしも論点となってなかった。このため、混播・間作実験と行い、収量や作物の組み合わせの良し悪しなどについて実験を行った。ただし、令和6年度の実験は鳥害や強風などの影響で必ずしも良好な結果を得ていない。さらに、過去の混播・間作について全国的な文献調査を行った。おもに国会図書館のデジタルコレクションの中から、農学関係・民俗の書物に記載された混播・間作の事例を探索し、データベース化した。現在もその作業は進行中である。
3:ベトナムにおける国家政策としての焼畑農業禁止令の影響について
令和6年3月に約1週間、ベトナム北部のシマカイ地区で焼畑農業が禁止されたあとの影響を調査した。その後も現地の協力者により追跡調査を行っていたが、令和6年夏に当該地が大規模な水害に見舞われ、調査は中断している。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

混播・間作については、令和6年度に山形大学の高坂農場および鶴岡市越沢において栽植実験を行ったが、鳥害や強風、想像以上の雑草の繁茂などの影響で必ずしも良好な結果を得ていない。
またベトナムにおける国家政策としての焼畑農業禁止令の影響については、令和6年夏に当該地が大規模な水害に見舞われ、いまだ復旧なかばであり、現地協力者の調査をおこなう余裕がないため調査は中断している。

今後の研究の推進方策

混播・間作の観点およびベトナムの国家政策としての焼畑農業禁止令の影響について、当初の計画より遅れているため、研究期間を1年延長することとした。

次年度使用額が生じた理由

ベトナムの研究対象地域である北部シマカイ地区が昨年度、大水害に見舞われ、研究協力者の業務が多忙になり、調査を予定どおり進められなかったため。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2025 2024

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 焼畑農業による温海カブ生産の存続要因ー山形県鶴岡市温海地域を事例としてー2025

    • 著者名/発表者名
      渡辺理絵
    • 雑誌名

      地理学評論

      巻: 98(1) ページ: 1-24

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中山間地における世帯内労働力配分に着目した食料調達の特徴 ─山形県鶴岡市越沢集落を事例に2024

    • 著者名/発表者名
      渡辺理絵
    • 雑誌名

      季刊地理学

      巻: 76(2) ページ: 61-78

    • DOI

      10.5190/tga.76.2_61

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 福井市における生産の動向からみた油揚げ製造業者の維持2024

    • 著者名/発表者名
      伊藤佳奈恵・吉田国光
    • 雑誌名

      経済地理学年報

      巻: 70(3) ページ: 319-335

    • DOI

      10.20592/jaeg.70.3_319

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 石川県羽咋市におけるイノシシへの対策と食肉利用の展開2024

    • 著者名/発表者名
      小野寺美咲・吉田国光
    • 雑誌名

      季刊地理学

      巻: 76(4) ページ: 163-180

    • DOI

      10.5190/tga.76.4_163

    • 査読あり
  • [雑誌論文] シンガポール滞在記2024

    • 著者名/発表者名
      吉田国光
    • 雑誌名

      ジオグラフィカ千里

      巻: 3 ページ: 269-281

  • [雑誌論文] 「糠塚きゅうり」史考-在来作物の感覚史に向けた予備的考察―2024

    • 著者名/発表者名
      辻本侑生
    • 雑誌名

      弘前大学國史研究

      巻: 156 ページ: 44-52

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「危機」を捉える民俗学的視座に向けて2024

    • 著者名/発表者名
      辻本侑生
    • 雑誌名

      静岡大学地域創造教育研究

      巻: 6 ページ: 1-12

    • 査読あり
  • [学会発表] 促成栽培による山菜の産地形成と栽培農家の対応ー山形県鶴岡市朝日地域を事例としてー2024

    • 著者名/発表者名
      劉暢、藤科智海、渡辺理絵、桒原良樹、陳奥飛
    • 学会等名
      第60回 東北農業経済学会山形大会
  • [学会発表] 山形県鶴岡市の3つの山村集落で利用される山菜の地域間比較2024

    • 著者名/発表者名
      奈良悠作、江頭宏昌
    • 学会等名
      第19回東北育種研究集会
  • [図書] 野林厚志編『現代“間食”考 狭間からみる人類の食』第7章「現代日本の農村における間食とその類 (間食・おやつ・菓子・お茶うけ」pp.122-136を執筆)2024

    • 著者名/発表者名
      江頭宏昌
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      平凡社
    • ISBN
      9784582839807
  • [図書] 経済地理学会編『経済地理学事典』「集落営農の展開と限界」,pp.208-209を執筆2024

    • 著者名/発表者名
      吉田国光
    • 総ページ数
      684
    • 出版者
      丸善出版
    • ISBN
      978-4621310168

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公開日: 2025-12-26  

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