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2022 年度 実施状況報告書

「女性器切除」をめぐる女性の身体と自己決定に関する学際的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 22K01078
研究機関佐賀大学

研究代表者

宮地 歌織  佐賀大学, 教育学部, 客員研究員 (40547999)

研究分担者 吉岡 剛彦  佐賀大学, 教育学部, 教授 (30325542)
宮脇 幸生  大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (60174223)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード女性 / 身体 / 自己決定 / ケニア / FGM / 女性器切除
研究実績の概要

本年度は、まだコロナ禍の影響があり、対面での研究会は実施できなかったが、オンラインにて国内の研究者とともに研究会を実施した。また国内の研究者とともにFGM/C研究会を継続しており、それら研究会の成果として英文書籍が出版された。
本研究の特徴は、これまではアフリカ地域で実施されていた文化や慣習として実施されてきた切除であるFGM(Female Genital Mutilation」だけを「女性器切除」として取り扱うのではなく、日本の「会陰切開」や「美容整形」での性器切除も、女性の身体と自己決定という側面から検討を行うという点である。
その一つの試みとして、日本国内で不必要な会陰切開をしないお産を推奨している産婦人科の医師を招き、勉強会を実施した。WHOでは不要に会陰を切開しないことを勧告しているものの、日本国内では会陰切開や、その後の縫合が行われる。「日本にはFGMが無い」と言われることがあるが、そうと言い切れるだろうか。このような「医療」という名における切開や、また美容整形という分野での女性器切除が存在する。
今年度は文献研究や国内での研究会などを行い、来年度からの質的な調査の準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

コロナ禍の影響で当初の予定通りの海外渡航ができなかったものの、国内での研究会の実施、海外の研究者とのオンラインでの交流など、本研究を進めることができた。

今後の研究の推進方策

2023年度もFGM/C研究会を実施し、国内の研究者と議論を深める。また調査としてオーストラリア在住のアフリカの人々に対するインタビュー調査を予定している。これまでの研究では、オーストラリアに移住している難民や移民の中でFGMを継続させたり、出産後も縫合を希望する女性がいるという。そのような女性たちを対象に、カウンターパートの海外の研究者とともにインタビュー調査を行い、まずは現状を把握する。そのために、日本国内、海外での倫理審査の準備を進め、プレ調査を実施する。2024年度に本格的なアンケートやインタビュー調査を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

当初予定をしていた国内での対面での研究会をオンラインにしたため、国内旅費として予定をしていたものを来年度に繰り越しすることとした。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2023 その他

すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [国際共同研究] Addis Ababa University(エチオピア)

    • 国名
      エチオピア
    • 外国機関名
      Addis Ababa University
  • [国際共同研究] University of Sydney(オーストラリア)

    • 国名
      オーストラリア
    • 外国機関名
      University of Sydney
  • [国際共同研究] RCSI & UCD Malaysia Campus(マレーシア)

    • 国名
      マレーシア
    • 外国機関名
      RCSI & UCD Malaysia Campus
  • [国際共同研究] Georgetown University(カタール)

    • 国名
      カタール
    • 外国機関名
      Georgetown University
  • [雑誌論文] Transformation and Continuation: FGC Among the Gusii People in Western Kenya2023

    • 著者名/発表者名
      Kaori MIYACHI
    • 雑誌名

      In: Nakamura, K., Miyachi, K., Miyawaki, Y., Toda, M. (eds) Female Genital Mutilation/Cutting. Springer, Singapore

      巻: - ページ: 73-90

    • DOI

      10.1007/978-981-19-6723-8_5

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] FGM/C and Education in the Present:  How Have Anti-FGM Activities Brought Changes in Kenya?2023

    • 著者名/発表者名
      Kaori MIYACHI
    • 学会等名
      UFiSCo-ILCAA International Symposium: Sexuality in Contemporary Africa: Tradition, Education and Practices
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] Female Genital Mutilation/Cutting: Global Zero Tolerance Policy and Diverse Responses from African and Asian Local Communities2023

    • 著者名/発表者名
      Nakamura, K., Miyachi, K., Miyawaki, Y., Toda, M. (eds)
    • 総ページ数
      210
    • 出版者
      Springer, Singapore
    • ISBN
      978-981-19-6722-1

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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