• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

国立研究開発法人における体系的評価の構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K01318
研究機関龍谷大学

研究代表者

南島 和久  龍谷大学, 政策学部, 教授 (10404831)

研究分担者 定松 淳  東京大学, 教養学部, 特任准教授 (00723876)
柳瀬 恵一  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 研究開発部門, 主任研究開発員 (00770736) [辞退]
白川 展之  新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (20556071)
山谷 清秀  青森中央学院大学, 経営法学部, 講師 (20803084)
西山 慶司  山口大学, 経済学部, 教授 (30791842)
塩満 典子  山陽小野田市立山口東京理科大学, 事務局, 部長 (60346319)
橋本 圭多  神戸学院大学, 法学部, 准教授 (60755388)
山谷 清志  同志社大学, 政策学部, 教授 (90230599)
宮崎 英治  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 研究開発部門, 主幹研究開発員 (90323815)
村上 裕一  北海道大学, 公共政策学連携研究部, 准教授 (50647039)
湯浅 孝康  大阪国際大学, 経営経済学部, 講師 (20897095)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード科学技術政策 / 研究開発 / アカウンタビリティ / JAXA / 国立研究開発法人 / 独立行政法人 / 政策評価 / 研究開発評価
研究実績の概要

2022年度の本研究課題にかかる主な実績は以下の3点である。
第1に、研究会を合計7回開催し、構成員の研究蓄積の共有を図った。とくに、共著の研究書を刊行することを当面の目的として設定し、これに関する意見交換を重ねた。
第2に、2022年12月に日本評価学会に科学技術評価分科会を設置した。この科学技術評価分科会は本研究課題と連動することとするものであり、日本評価学会におけるプレゼンスの向上、研究の輪の拡大を目的とするものである。
第3に、2022年12月に開催された第23回全国大会において、共通論題および自由論題のセッションにおいて構成員が研究発表を行うなどした。研究代表者および研究分担者の実績としては、自由論題「行政」、共通論題「科学技術評価のこれまでとこれから:日本の評価学への期待」、共通論題「政策形成・評価の在り方に関する改革の動向:『役に立つ』評価を目指して」の3つのセッションにまたがり、その概略は以下のとおり。南島和久(座長1件、討論者2件)、村上裕一(報告1件「原子力行政機関の独立性を評価する」)、山谷清志(報告1件「行政統制と評価の再検討:比較政策評価論から」)、白川展之(座長1件、報告1件「日本評価学会科学技術評価分科会が目指すもの」)、塩満典子(報告1件「科学技術と評価:体験的研究評価論」)。
このほかに、白川展之を中心として、2023年2月28日に新潟大学ELSIセンター設置記念国際シンポジウム「新興技術のガバナンスに果たす総合大学と人文社会科学の役割:弱さを予期し強みに変えるResponsible by Design」(新潟大学主催)を開催したこと、山谷清志・南島和久がJICA事業に協力し、タジキスタンの高級官僚に日本の評価の経験を紹介したことも本研究課題のネットワークを生かした実績の一環として挙げることができる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究の全体像は当初の計画通りに順調に進捗しているが、JAXAのメンバーについて業務の関係で研究分担者からはずれざるを得なくなるなど、予想外の事態も生じた。

今後の研究の推進方策

2023年夏まで:研究書の刊行に向けた研究会を引き続き実施する。
2023年夏以降:具体的な原稿のとりまとめ作業を中心とする。
2023年秋~冬:日本評価学会の科学技術評価分科会の活動を活性化させる。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍により対面での研究活動が制限されていたため。ただし、研究会や学会参加についてはオンラインで可能な限り実施した。

  • 研究成果

    (16件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] SDGsと文理融合の公共政策学2023

    • 著者名/発表者名
      村上裕一
    • 雑誌名

      年報 公共政策学

      巻: 17 ページ: 39-61

  • [雑誌論文] 信頼に値する規制の独立性と透明性2023

    • 著者名/発表者名
      村上裕一
    • 雑誌名

      北大法学論集

      巻: 73(6) ページ: 23-53

  • [雑誌論文] ビッグ・サイエンスと基礎自治体2023

    • 著者名/発表者名
      山谷清秀
    • 雑誌名

      青森中央学院大学研究紀要

      巻: 36 ページ: 31-47

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 青年国際交流事業の見直しと評価:効果測定の方法と事業のあり方の模索2022

    • 著者名/発表者名
      南島和久
    • 雑誌名

      評価クォータリー

      巻: 63 ページ: 17-28

  • [雑誌論文] 「より良い規制」のための評価システムの条件2022

    • 著者名/発表者名
      村上裕一
    • 雑誌名

      日本評価研究

      巻: 22(2) ページ: 97-109

    • 査読あり
  • [雑誌論文] より民主的で合理的な科技イノベを目指して:公設試の地方独法化のインパクトとともに2022

    • 著者名/発表者名
      村上裕一
    • 雑誌名

      都市問題

      巻: 113(9) ページ: 43-53

  • [雑誌論文] 「日本学術会議:アカデミアの側を問う」企画趣旨2022

    • 著者名/発表者名
      定松淳
    • 雑誌名

      年報 科学・技術・社会

      巻: 31 ページ: 63-65

  • [学会発表] 原子力行政機関の独立性を評価する2022

    • 著者名/発表者名
      村上裕一
    • 学会等名
      日本評価学会
  • [学会発表] 行政統制と評価の再検討:比較政策評価論から2022

    • 著者名/発表者名
      山谷清志
    • 学会等名
      日本評価学会
  • [学会発表] 科学技術と評価:体験的研究評価論2022

    • 著者名/発表者名
      塩満典子
    • 学会等名
      日本評価学会
  • [学会発表] 日本評価学会科学技術評価分科会が目指すもの2022

    • 著者名/発表者名
      白川展之
    • 学会等名
      日本評価学会
  • [図書] 地方自治入門2023

    • 著者名/発表者名
      馬塲健・南島和久編
    • 総ページ数
      286
    • 出版者
      法律文化社
    • ISBN
      978-4589042477
  • [図書] 先見的ガバナンスの政策学:未来洞察による公共政策イノベーション2023

    • 著者名/発表者名
      ピレト・トヌリスト/アンジェラ・ハンソン著、OECD編、白川展之訳
    • 総ページ数
      248
    • 出版者
      明石書店
    • ISBN
      978-4750355306
  • [図書] 科学コミュニケーション論の展開2023

    • 著者名/発表者名
      廣野喜幸、藤垣祐子、定松淳、内田麻理香編
    • 総ページ数
      288
    • 出版者
      東京大学出版会
    • ISBN
      978-4130623216
  • [図書] 協働型評価とNPO2022

    • 著者名/発表者名
      山谷清志編
    • 総ページ数
      204
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      978-4771036444
  • [図書] 英国の諸相2022

    • 著者名/発表者名
      平岡祥孝・宮地晃輔・南島和久編
    • 総ページ数
      214
    • 出版者
      創成社
    • ISBN
      978-4794470836

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi