| 研究課題/領域番号 |
22K01563
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| 研究機関 | 早稲田大学 |
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研究代表者 |
李 洪茂 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (50247251)
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| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| キーワード | パーソナル・リスクマネジメント / 所得保障 / 公的年金 / 企業年金 / 私的年金 / 自然災害 / リスクファイナンシング / 地震災害 |
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| 研究実績の概要 |
日本の高齢化は、世界最高の水準に達しており、全人口に占める65歳以上の高齢者の比率は、28.53%(2022年)である。これによる社会保障の負担は大きく、年金・医療・介護分野において様々な問題が噴出している。この中でも特に老後の所得保障のための年金制度は重要である。
この年金制度の11カ国の国際比較のために“Retirement Income Security in Japan: An Overview of the Public and Private Pension System”, International Comparison of Pension Systems: An Investigation from Consumers’ Viewpoint, Springer, 2022(pp.49-88)を出版した。
また、日本は地震をはじめとする自然災害が多い国である。これらの自然災害は、経済の規模とともに大きくなっおり、日本における地震災害は、その対策が急がれている。これらの地震災害を含む自然災害の対策のための韓国の制度を分析して次の論文を発表している。
「韓国における新時代の巨大災害とリスク・ファイナンシング : 巨大災害と保険制度を中心に」『保険学雑誌』日本保険学会、第659号
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
これまでの研究成果を次の本と論文で発表した。
1.年金制度の11カ国の国際比較をした研究書を第一編集者として出版することができた。
編著『International Comparison of Pension Systems: An Investigation from Consumers’ Viewpoint』 Springer, 2022.
2.自然災害に対するリスクファイナンシングに対する韓国の事例を分析した論文を学会誌に発表することができた。
「韓国における新時代の巨大災害とリスク・ファイナンシング : 巨大災害と保険制度を中心に」『保険学雑誌』日本保険学会、第659号。
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| 今後の研究の推進方策 |
日本の高齢化は、世界最高の水準に達しており、全人口に占める65歳以上の高齢者の比率は、28.53%(2022年)である。これによる社会保障の負担は大きく、年金・医療・介護分野において様々な問題が噴出している。この中で年金制度とともに重要な課題は介護保険制度である。
この介護保険制度についての国際比較を行い、出版する予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
学会出張を控えていたため次年度使用額が生じた。
当該年度では、国際共同研究などが計画されているため、学会出張が多くなる計画である。
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