研究実績の概要 |
外部環境が急速に、そして、非連続的に変化している自動車業界の研究開発パートナーシップを対象に、1.基礎研究については、2022年度に作成した学術論文の共著者から作成した研究開発ネットワーク(サンプル数50,000人)を使用して、研究者の研究開発ネットワークにおけるポジショニングの変遷と研究者のイノベーションの関係について、現在、分析を実施中である。 一方、2.応用研究については、研究期間の2年目にあたる2023年度に、研究協力者と協働して、過去10年間に渡る日本、アメリカ、ドイツ、中国の自動車関連の特許を、Connected, Autonomous, Shared & Services, EV, Engine, FCVに分類して、データベースを作成した。さらに、以上の特許の申請者であった企業について、財務データとして資本金、設立年、従業員数、売上高、純利益を、研究開発パートナーシップの有無として、研究開発提携、ライセンシング、合併・買収、資本提携の有無を調べた。以上をまとめて、4カ国の自動車業界の企業の事業ポートフォリオが当該企業の特許数や財務パフォーマンスに与える影響を動態的に分析するためのデータベースを作成した。
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