研究課題/領域番号 |
22K01658
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
清水 勝彦 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 教授 (50579935)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 本社 / 経営企画部門 / 人事部門 |
研究実績の概要 |
日本企業の本社(経営企画部門及び人事部門)の実態と強化の方向性を明確にすることが本研究の全体テーマである。
しかしながら、本年度に関しては、前回の科研費でのテーマ(日本企業の本社(経営企画部門)の企業買収に果たす役割と課題の研究、18K01804)がコロナ禍で遅れてしまったための最終年と重なることになり、本研究に対して十分に時間を割くことができなかった。
しかしながら、18K01804のテーマと本研究のテーマは関連性が高く、時間がなくドラフトとして完成度の低いまま時間切れとなった2つの論文「The effects of corporate staff: A missing element of research on TMT and strategic decision making」「Strategic planning revisited: Extention of Grant (2003) in the context of Japan」は本テーマのドラフトとしても有益であり、本研究の成果を加えて国際学会および国際ジャーナルでの発表を目指していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度に関しては、前回の科研費での研究がコロナ禍で遅れてしまったための最終年と重なることになり、本研究自体については遅れてしまっている。
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今後の研究の推進方策 |
前回テーマでの発見・調査事項を活かすことができるだけでなく、慶應ビジネススクールのExecutive MBAの学生及びその派遣企業を中心に多くの支援を取り付けることができているため、次年度以降でキャッチアップは十分可能であると考えている。
残り3年になるため、本年度以降は、(1)前回でドラフトを作ることができた英語論文2本を本研究での新たな発見・示唆を加えてより質の高い論文として国際学会に発表をする(2)人事部門を通じた人的資本に関するサーベーを実施し(3)新たに日本企業の人的投資とそこにおける人事部の役割についての論文を書き上げ、国際学会での発表をすることをスケジュールを調整して進めたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍で遅れた科研費の前回テーマ(日本企業の本社(経営企画部門)の企業買収に果たす役割と課題の研究、18K01804)が最終年となり、そちらに集中せざるを得なかったため。
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