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2023 年度 実施状況報告書

ダイバーシティ環境の認識が就業決定に与える影響-業界別指標の開発とその応用から

研究課題

研究課題/領域番号 22K01706
研究機関上智大学

研究代表者

細萱 伸子  上智大学, 経済学部, 教授 (50267382)

研究分担者 新井 範子  上智大学, 経済学部, 教授 (50286134)
竹内 明香  上智大学, 経済学部, 准教授 (40506135)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードダイバーシティ / 業界 / 指数 / 就業満足 / ライフデザイン / 女性
研究実績の概要

2023年度の研究実績は以下の2点にまとめられる。
マクロなトレンドおよび、業界別のダイバーシティについては、昨年購入したS55からH27年の国勢調査のオーダーメイド集計を用いて、ダイバーシティ指数の算出を継続して行った。具体的には、都道府県別、産業別、性別、国籍別の分析を行っている。ただし、かなり長期の国勢調査のデータの統一のため、項目間の統一など、当初予定していなかった問題が発生し、算出作業が遅れている。すでに公表しているDPにまとめられた単年度のダイバーシティ指数に追加して、役職の情報も入っているため、本データから算出されるダイバーシティ指数は、より有用な、複数期間にわたる変動および現在の実態を反映したものとなる予定である。
従業員側の行動というミクロな視点からは、離転職の要因との関連から、現在の就業状況への満足の違いが、自分の将来の見通しや生活設計へ影響をみるための調査を行った。
就業状況への満足に関しては、職場の環境や家庭環境、また自分のスキルなど様々な要因が考えられる。また、自分の将来の見通しやデザインに関しても、居住地や就業状態、仕事の仕方、暮らし方など様々なことが考えられるため、本研究では、「自由記述」を自然言語処理によって分析することにより、就業の満足とライフデザインの関係をみることを試みた。
調査は、20代~40代の女性で、会社員(派遣、契約社員を含む)1000名から回答を得た。仕事の満足度別によって、記述の違いがあるのか、またそれらの記述が、ライフデザインに影響しているのかをみるために、MeCabをPython上で動かして、単語の頻出度を抽出した。その後、tfidfを用いて、満足度ごとに記述される単語に差があるのかどうかを比較した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

データの整理、分析に予定より時間を要している。

今後の研究の推進方策

現在分析中のデータを継続して分析していく。
分析結果の中から見いだされた要因を、転職意欲並びに職探し行動との関連についてモデルへとまとめていく。

次年度使用額が生じた理由

現地報告の予定がオンライン報告になった。

次年度では、予定していたインタビュー調査のための経費支出、並びに必要なソフトウェアの購入、さらには、現在分析中の結果を用いた量的調査、量的調査に必要なソフトウェアや周辺備品の購入を計画する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] A Study on the Identification of Factors for Promoting Employees’ Participation in Networking Groups in Japan2023

    • 著者名/発表者名
      Nobuko HOSOGAYA and Noriko ARAI
    • 学会等名
      XX ISA World Congress of Sociology
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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