研究課題/領域番号 |
22K01712
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
吉成 亮 愛知工業大学, 経営学部, 教授 (00509135)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | SNS / 評判 / 自然言語処理 / 汚名 |
研究実績の概要 |
汚名の深さが市場に与える影響を測定するために、汚名に関するデータの収集とその分析手法に関して検討した。具体的には、医薬の専門誌および経済新聞などの一般紙による、国内における子宮頸がんワクチンに関する記事やデータの収集を行った。さらに、子宮頸がんワクチンに関する国内における一般的な評判を把握するために、子宮頸がんワクチンをキーワードとする、Twitter等による、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上のデータ収集を行った。 子宮頸がんワクチンに関するTwitter等による、SNS上のデータに関しては、本研究における予算の関係上、1年間に限定し、データ収集を行った。そして、現在は、その収集したデータの初歩的な自然言語処理を行っている途上にある。 この初歩的な自然減言語処理に関しては、一定の成果を得られつつあり、その一部は研究会において発表を行った。今後は、この成果をもとにより広範な期間で分析を行い、さらにその成果を学会等で報告することを予定している。 また汚名に関しては、本研究の当初、基本的なアイディアは存在したものの、既存研究との関係性に関してほとんど見出すことができなかった。しかしながら、研究を進める中で、マーケティングなど隣接する分野にも研究の範囲を広げるとともに、近年、評判に関する組織の研究が増えつつあることもあり、これらの既存研究を精読する中で、既存研究と本研究との関連性に関してより強化することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究において必要されるテータを取得した期間が予算の関係上、1年と限定されたものの、取得した期間内のデータを自然言語処理で進めている。今後は、すでに取得したデータの分析結果をもとに研究を進めれば、データを取得する期間を拡大しても、一定の研究成果を挙げることは可能であり、また研究の最終的な成果にたどり着く可能性が高い。そのため、おおむね順調に進んでいるということができる。
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今後の研究の推進方策 |
前述したように、これまで、本研究において必要されるテータを取得した期間が予算の関係上、1年と限定されたが、今後は、予算の範囲内で、5年程度、データを取得する期間を拡大していく。その中で、全般的なデータの収集と分析を行うとともに、そのモデルを構築することを検討していく。 また、期間にわたる全般的なデータを踏まえて、その評判もしくは汚名と企業行動の関係を研究していく。本研究と類似する研究も徐々に増えつつあり、そのような既存の研究を踏まえつつ、これまでの議論を包摂しながら研究を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度にNTTデータから購入を予定していた、SNSのデータが予算をオーバーしていたため、購入できなかった。そのため、当該年度の予算を次年度に繰り越して、その当該年度の予算と次年度の予算で購入する予定のため。
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