研究課題/領域番号 |
22K01937
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
金 鉉洙 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員 (10584443)
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研究分担者 |
梁 仁實 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (20464589)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 日朝友好運動 / 在日朝鮮人 / 在日表象 / 日朝協会 |
研究実績の概要 |
本科研課題の初年度にあたる2022年度は①国内における関連資料の収集や②先行研究の再整理を主な目標として設定していた。 ①と関連しては、研究代表者と研究分担者はそれぞれ国内における資料調査(国会図書館、早稲田大学演劇博物館、在日韓人歴史資料館、朝鮮奨学会図書室、NHK放送博物館、大阪コリアタウン歴史資料館など)や、国外においては韓国の国会図書館、ソウル大学図書館、韓国映像資料院映画史研究所などを中心に収集作業を行い、それぞれ収集した資料の分析作業を行っている。 ②と関連しては研究会を2回開催した。韓昇憙氏には「戦後日朝間の学術交流についての考察 ―日本朝鮮研究所の活動を事例としてー」(6月10日)を、趙基銀氏には「日本キリスト教の韓国民主化運動支援運動ーカトリック教会を中心にー」(10月10日)という題名で報告してもらった。この2回の研究会を通じて本科研課題と関連する50年代から70年代までの日朝・日韓関係についての理解を深めた。なお、関連研究者らとの議論を通じて、先行研究の確認や再整理を試みるにおいて有意味な時間であった。さらに、研究会の後には研究代表者と研究分担者との間で、本科研課題の趣旨や内容、進歩状況等についての意見交換をするなど、研究体制の再確認を行った。 その他、2023年1月30日、31日の両日間は岩手大学にて、ドキュメンタリー映画『スープとイデオロギー』の上映会と監督対談会を共催した。研究分担者が企画し、研究代表者は上映会後に在日朝鮮人の歴史について講演を行った。本上映会や監督対談会は、在日朝鮮人社会への理解をより深めるこことやアカデミックにおける成果を一般市民に還元、共有する時間ができたことには大きな意義があると考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本科研課題の初年度の目標として設定している資料収集や先行研究の再整理等は順調に進んでいる。その他、初年度の計画にはなかった研究会を2回開催し、ドキュメンタリー映画の上映会も共催した。さらに、本年度研究代表者は講演(1回)、研究大会コメント(1回)、研究会会報(1本)を行い、研究分担者は単著(1冊)、共著(1冊)、研究報告(1回)を行うなどの成果を発信しており、おおむね順調に進展していると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
本科研課題の2年目には当初の計画通りに行う予定である。今後も研究代表者と研究分担者の間で緊密に研究進歩状況を共有しながら、特に聞き取り調査や研究会の開催、研究報告により集中する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
初年度(2022)の研究の成果を次年度(2023)に海外の学会で発信するために、その出張費として残して置いた。 報告することが決まった学会は、オーストラリア日本学会であり、2023年9月に研究代表者及び研究分担者が参加、研究報告を行う予定である。大会プログラム内容は以下のアドレスを参照されたい。 (https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vQ4wImJyuqQkRxJ1sYg7TYzCvnRYCN3FnoK4IStnIktOTxrCugjMRef7UQ1599MQWIN8slBX1C1hR52/pubhtml?gid=1679003570&single=true)
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