研究課題/領域番号 |
22K01977
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
石川 陽子 福島県立医科大学, 保健科学部, 講師 (80467761)
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研究分担者 |
林 博史 福島県立医科大学, 保健科学部, 教授 (00333956)
曽根 稔雅 福島県立医科大学, 保健科学部, 教授 (60515500)
籔脇 健司 東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (20347280)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 災害支援 / 地域支援 / 集団活動 / 精神的健康感 |
研究実績の概要 |
本研究は,災害被災者のうつや不安障害を予防・軽減する対人交流プログラムの開発を目的としている.今年度は被災者の属性や,災害復興期に精神的健康感を得た対人交流エピソードの量的・質的なデータを集積する調査に向けて1)研究分担者との研究会議,2)関連の先行研究のレビュー,3)研究協力自治体との連絡調整,4)倫理申請を行なった. 災害復興期における地域で実践される集団活動についてのスコーピングレビューを関連研究のレビューとして実施し,第56回日本作業療法学会にて発表した. フィールドとして予定していた福島県飯館村とは教育・研究における包括連携協定が締結され,研究実施の許可と郵送法または留置きによるアンケートやインタビュー調査によってデータを集積するための段取りについて具体的調整が行われた.村が発行する広報案内への同封発送と市民検診・サロン等での調査実施が今後行われる予定である.目標対象者数はアンケート調査については400件(回収率28%程度),インタビュー調査については10ー20件としており,十分に確保できる見込みであることが確認された. また,本学における倫理申請についても承認済みである(REC2022-039).
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
アンケート調査とインタビュー調査によって構成される収集データの妥当性・信頼性を確保するため,また,確実な実施を目指すために,フィールド調整との調整に時間を要している.
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今後の研究の推進方策 |
多くのデータを効率良く収集できるよう,フィールドとの発送調整とインタビューの日程調整を迅速に行なっていく予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
質問紙作成と研究フィールドとの連絡調整が主となったため,データ収集や解析に必要な物品,また旅費の使用がなかった.また,学会もハイブリット開催となり,旅費の発生がなかった. 翌年度にはデータ収集のために現地に赴いてデータを収集,データ解析の後には成果を学会で発表するため,諸経費の使用が見込まれる.
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